書評『七つの原理』 第1章「全一統体の原理」① 丸山敏秋著
ひとつの本を読んでから次に行くというパターンではなく、時間や場所で読む本を分けるスタイルのユキエです。
みなさんおはようございます。
ここ最近、塾の宿題でまた【丸山敏雄伝】を読んでいるんだけど、これはもうだいぶ読み込んでるのでここでの書評は割愛。
短い感想文だけなので、私にとっては行数足りんと思いつつ、短くまとめる鍛錬だなと受け止めております。
さて。
それでは、ここでの学びと気づきを残していこうかな。
全一統体の原理は、哲学では基本。仏教からくる考え方
これが丸山敏雄哲学の基礎の概念となるんだけど、これは結構どの哲学書も同様のことを記してるような気がする。
賛否両論あるけど、私は仏教は宗教ではなく、哲学だと思うんだよ。お釈迦様は奇跡を起こしたりしないし、実在した記録もある人物のようだし、お釈迦様の考えに同意した弟子たちが宗教のように慕ってきたから宗教になってるような気がする。
プラトンの考えた【イデア】のように、仮定として極楽や地獄、六道を置いたんじゃないかな。
インドのヒンズー教と酷似してるのは、ヒンズー教の前身であるバラモン教から影響を受けたんじゃないのかな?
と、私も私で様々な文献から自由勝手に仮定を楽しんでる。
(想像するのは勝手だからね)
ここに時の流れと積み重ねと共に、人類の叡智を感じない?
多くの哲学者や神学者、思想家の考えが影響を引き継ぎ、繋がっているの。
私の好きなやつですよ(笑)
丸山敏雄の全一統体とは
「全」とは、世の中のすべてのもの、現象世界(顕界)における有形無形の個々の存在を指します。
「一」とは、そうした現象世界を超えた、目にも見えない、感覚的にも把捉できない隠れた次元の世界(幽界)を意味します。
現実世界のあらゆる物事は、見えない次元で一つに統合されていると教えるのが「全一統体の原理」にほかなりません。
引用: 七つの原理@丸山敏秋
ロマンだよねぇ〜✨☺️✨
考えれば考えるほど辻褄が合い、そこにロマンがある✨
でも、カントの純粋理性批判のように、「考えればもうそれではない」ものに到達するんだからそこにまたワクワクしちゃうよ💕笑
丸山敏雄や敏秋がここに至るまでに、多くの文献を読んできたことがよくわかる。
紀元前570年頃の中国春秋時代に生きた道家・道教の祖である老子
紀元前500〜700年に仏教の開祖お釈迦様、
華厳哲学なんて私初めて知った!
そして、浄土真宗の始祖「親鸞」などの名が連なっている。
私は研究者ではないから知らないことも多いとは思うけど、膨大な資料の中から研究し、自分の人生も鑑みて到達した答えなんだろうなぁと思うと、これまたロマンを感じるゼィ✨
「千紫万紅」「百花繚乱」とか素敵な四文字熟語使ってくるところも憎いぜ✨
大元の法則
この世のあらゆる物事はそれぞれ別々の分離独立した個体(孤体)ではなく、隠れた次元でひとつながりに結ばれていることを「大元の法則」、すなわち原理としたものが「全一統体の原理」なのです。
引用: 七つの原理@丸山敏秋
「人は鏡」は至って当然のことだよね
「全一統体の原理」について解説する事例やエピソードがいくつもあるが、人は鏡の考え方は日本人にとって至って当然の考え方だと思う。
だって、相手の反射を自分がとってるんだもん。
さすれば、自分の反射を相手がとるのは自然な流れ。屈折したと感じるのは自分の在り方であって、結構真っ直ぐ反射してるものだと思う。
私も真剣に向き合ってきたのに思いが届かない、伝わらないことなんてしょっちゅうある。
その時は「なんで?!どうしてわかってくれないの?!」ってなるけど、後から思えばそんなに詰めたら余計に拒否されるだけやん。と、理解できる。
その時わからないのもまた自然なこと。
だから、結論をいまにしないということを覚えた。そうしてる人は多いんじゃないかな?
即断即決が基本だけど、全てじゃない。0か1じゃない。二元論ではないのよ。多元論と私は思う。
ちなみに、私は物事を決める時考える時は、100に分割するよ。頭にゲージを浮かばせていつも中庸に近い位置を取るようにしてる。51か49か。真ん中をとるとどっちつかずになるし、関心がないことになる。私の考えを入れてどちらかに1%偏らせるようにしてるよ。
夫婦の人は鏡の話
うちは小中同じ学校同じ環境で育ってきて、19の時から一緒だから、もはや一緒に育ってきたと思ってるので、ちょっと他の夫婦と違うのかな?と思ってたけど、どうなんでしょうね?
未完成のうちに一緒になり、一緒に完成されたから、価値観がまったく違うふたりだからこそ相手を許容して生きてきたんだと思う。
離婚だー!ってよくいうのは、それができる関係だということを忘れない為。
だって、可能だもん。
だけど、離婚しないのは「する理由がないから」でしょうね。だってなにしても許容してるから。
それが「共に生きる」ということだと私は思うよ。
「夫婦は向き合うのではなく、背中を預けるもの」
この概念は、経験から得たものだからきっとどの影響も受けない。私の中では最も真理に近いと思ってる。
『家は帰る場所であり、外へ出撃する前の準備を整える場所』
だから、最も居心地のいい場所でなければ、もはやそこは家ではない。
そんな単純なことどうしてわからないんだろう?って思うほど、単純なことなんだけどね。
いろんな形の夫婦がいていいんだけどね♡
それぞれが良しとしてるなら、それが一番の正解だと私は思うんだ😃
ちなみに、夫婦間のルールは夫婦間で作ったものでいいと思うんだけど、人としてしてはいけないことは「騙すこと」「嘘をつくこと」だと思う。
騙すっていうといやいやいやそんなことないっていうのに、嘘を作っていうと程度が緩いと思うのか、みんなつくつくって言うよね。
一緒だから。なにごまかしとんねん。
家人というにはね、一番信頼できる人でなくてはならない。
じゃけりゃ家は安心できる場所じゃなくなるから。
それには、自分が信頼してもらえるよう行動で示さなきゃ。
ダメな人間だろうがええねん。できない子でもいい。ただ、「アイツはそれでも嘘だけはつかない」と思われることは簡単な努力でしょ。
許してもらえないようなこと、しなきゃいいのよw
捨てられてもいいと思う行動をしなさい😩=3
自分の行動には自分が責任を持つ。大人なんだから当たり前じゃろがい。
その積み重ねが、相手との距離を遠ざけ、負の連鎖が回り始めるのよ。
夫婦よりも大切なことは「家」の存在を守ること。
だからその為なら離婚も必要ならすべき行動なのよ。わかってない人が多すぎて呆れちゃうけど。
なにが一番大切なのか。
人生神劇。尊己及人。自分が主人公の物語なんだから。
To be continue.